僕が考えを変えたきっかけ

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みなさん、たくさんコメントありがとうございます。

レスできていなくて申し訳ありません。

頂いたコメントは4回、5回と読み返して咀嚼しています。

 

 

僕は化学物質過敏症というアレルギー持ちで、

あることをきっかけに呼吸困難になることがあります。

どんなに息を吸い込んでも、肺でガス交換できないので、

ひどい時はカラダを動かすこともできず、

酸欠のため水面に顔をだして口をパクパクする金魚の如く

呼吸することだけしか考えられない状態になってしまう。

 

痛みはクスリで抑えられますが、呼吸苦は逃げようがない。

とにかく苦しい。　視野狭窄なんてことも。

 

呼吸苦なんてたいしたことないって思う方は、

頭からビニール袋をかぶり、首のあたりをガムテープで

ぐるぐる巻きにして、口のあたりフォークでひとさし穴を開けて。

そんな状態で１日暮らしてみたらわかると思います。

 

 

安楽死。

1年半前までは安楽死反対でした。

猫を死なせるなんて、人道からはずれていると思っていた。

 

考えが変わったきっかけは、黒猫のサンちゃん。

保護したときには既に白血病キャリア。

家族になって2年後、白血病が発症して肺に腫瘍ができた。

 

最後の瞬間は家の中で、自然に逝かせてやりたい。

なんてノンキに構えていたけれど、

サンちゃんの最期は言葉にできないほど、

もがき苦しんだ。

 

安楽死に消極的だったかーさんでさえ、

急いで病院へ連れて行って、楽にしてやろう

と思うほど、ひどい苦しみ様だった。

 

サンを抱き上げた瞬間、サンの意識が飛んで

数回深呼吸した後、息を引き取ってしまいましたが…。

表情の少ないといわれる猫が、こんなに苦しそうな顔を

できるものか、と。

 

呼吸できない地獄の中、逝かせてしまった。

今でもサンちゃんの苦しむ顔が忘れられない。

こんなに苦しむならもっと早く楽にしてあげればよかった。

 

安楽死反対。

いうのは簡単。やるのも簡単。治療は続けるにしても、

不治の病なら自然死します。

安楽死させたら周りから責められるのはわかってるし。

 

でも、サンちゃんの死を経験して、

　　安楽死させるのから逃げてんじゃないの？

　　猫を殺すと自分がつらいから逃げてんじゃないの？

という思いが湧き上がってきて。

 

メイの最後の写真。

窓の外を眺めている瞬間ですが、

カラダ全体を使って懸命に呼吸していました。

そこから急激に悪化したため

２０時に予約していたのに、

１７時に慌てて連れていったのです。

 

 

長くなりましたが・・・

目の前に不治の病で呼吸できず、苦しむ猫がいたらどうしますか？

呼吸苦の猫はゆっくりなんて死ねませんよ。

苦しさに顔が引きつり手足がけいれんする猫に、やれることはなんでしょう。

そのまま自然死するのを見守るのか、それとも…。

 

 

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やさしい猫たち

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月曜日、かーさんがメイを荼毘に付してきました。

 

そしてかーさんから、こんなメールが届いていました。

 

　　　スズがね、

　　　昨日は私のそばで添い寝してくれたよ。

　　　いつもなら来ないのに私の悲しみがわかったみたい。

　　　ユキも来てくれて、ずっとそばにいてくれた。

　　　チロはいつもは抱っこ嫌いなのに膝の上に乗ってきてくれた。

　　　わかるんだね。

 

 

　　　　　　　　　　　　　猫たちのやさしさに救われます。 

 

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メイ、安楽死させてきました

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4兄弟の最後の生き残りだったメイ。

かーさんは、この子の「命」を守りたい、という願いを込めて「メイ」と

名付けました。 

 

 

日曜日の夕方、メイを連れて病院へ。

前脚に留置針をいれ、かーさんがメイを抱きかかえると、

「いつでも言ってください」と獣医さんが・・・。 

 

メイは大人しく抱かれていたのですが、

かーさんが「お願いします」と言った瞬間、横にいた僕の

顔を見て、かーさんの腕の中から飛び出そうとしたのです。

 

まだ死にたくない！　かーさん、とーさんと一緒に

家へ帰りたい！　と叫んでいました。

 

でも次の瞬間、メイの全身から力が抜け、瞳孔がひらいて

いきました。

 

 

帰りの車のなかでも、家に帰ってきてからも、かーさんは

泣き続けていて。

結婚以来、こんなに泣いたかーさんをはじめて見ました。 

 

僕も、メイの最後の顔と叫びが瞳に焼き付いてしまいました。

メイが苦しまずに済むように。　

だとしても、安楽死を選んだ責任は重い。

 

あと40匹以上いる猫たち。

シロちゃんはやむを得ないとしても、同じように安楽死させる

子が出てきたら、果たして決断できるだろうか・・・。 

 

　　　メイちゃん、7年間も一緒に暮らしてくれてありがとう。

　　　　生まれかわったら、またがん家に来てください。 

 

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